泉涌寺~見ごたえのある仏様がたくさん!皇室ゆかりのお寺~


泉涌寺 ~ 謂れ ~

泉涌寺

 泉涌寺は弘法大師が庵を結んだことから始まり、皇室ゆかりの菩提所として歴史を重ねています。
初期は仙遊寺、と呼ばれましたが後に泉が涌いたことから「泉涌寺」と呼ばれるようになり、今でも枯れることなく湧き出ているそうです。
  東山七条から歩いても15分程度、最寄りには東福寺や伏見稲荷といった人気の観光地がありますが比較的空いていますし、大変に見ごたえのある仏様がたくさんいらっしゃいますので、「大人の京都旅行」といった趣でとてもお勧めです。 泉涌寺と山内寺院を見て回るのに、半日かかりました。



皇室ゆかりの御寺、ということもあって至る所に菊の御紋が。
その装飾がまた素晴らしいのです。



泉涌寺の線結びスポットは「楊貴妃観音像」が祀られている楊貴妃観音堂
大門を入ってすぐの「楊貴妃観音」は、美人になれるというご利益もあるとか!?

楊貴妃観音堂

ちなみに、観音様のお顔にあるおヒゲ。ヒゲじゃないそうです。暗いのでハッキリとは見えませんが、あっても無くても、とっても美しいお顔の観音様です。


アクセス ~山内寺院も見ごたえ抜群!~

管理人お勧めの行き方

どの方法でも来られても、わかりやすい場所にありますので迷うことはないでしょう。でもこれだけはご注意を!必ず「総門」を通って泉涌寺にお越しください。
泉涌寺よりも大分手前(北西側)に総門があります。総門の写真撮り忘れました「泉涌寺 総門」で検索してみてください。いっぱい出てきます。
そこを通ると泉涌寺までの道中に山内寺院が現れます。そこを含めてご覧になると、大変に満足度の高い散策となります。逆に山内寺院を見ないと、拍子抜けかもしれません。
※電車やバスの場合は、よほど変わった行き方をしなければ総門を通りますが、車の場合駐車場が中にあるので総門に気が付かないことも!もったいな~い!

京都駅からお越しの場合(JR、近鉄電車)

京都駅から、タクシーで約10分程度
京都駅(烏丸口)から、市バス208系統「泉涌寺道」下車 徒歩5分
JR東福寺駅(奈良線)から徒歩10分


京阪電車でお越しの場合
「東福寺駅」から徒歩5分



阪急電車でお越しの場合
「河原町駅」下車、四条河原町バス停から市バス207系統「泉涌寺道」下車、徒歩5分



近鉄電車でお越しの場合
京都駅(八条口)から、タクシーで約10分
京都駅(烏丸口)から、市バス(208)にて泉涌寺道下車、徒歩7分
東寺駅から、市バス(202、207、208)にて泉涌寺道下車、徒歩7分

車でお越しの場合
阪神高速8号京都線、鴨川西出入口8分

所在地

〒605-0977 京都市東山区泉涌寺山内町27 総本山 御寺 泉涌寺
075-561-1551

総門から泉涌寺まで ~必ず総門を通りたい~

泉涌寺 境内
  泉涌寺及び山内寺院の仏さまは大変に素晴らしい、と申し上げました。
その素晴らしさは仏様だけのことではなく、お祀りされているお寺さんの雰囲気も同様に感じます。どちらの寺院も、ご本尊をゆっくり拝めるようになっていて、お寺の方に尋ねると色々丁寧に教えてくださいます。とても贅沢な時間です。それぞれに謂れがあり、物語があり、その一旦に触れることができて、大変癒されます。
(仏様を間近で見るために、数百円の料金が必要になる場合もあります)

 個人的には戒光寺の釈迦如来立像が大好きです。下から見上げることを計算した堂内の採光、装飾、どれをとっても 圧倒されます。

泉山七福神めぐり
 毎年成人の日に「泉山七福神めぐり」という行事が催されます。
山内寺院には、それぞれ七福神が祀られていて、福笹をもって吉兆をいただくお参りの人々でにぎやかになるそうです。常時公開されていない弁天様も、この日は公開されるそうです。
新善光寺の愛染明王、観音堂の楊貴妃観音も七福神の番外として詣でると良いそうです。
 衝撃だったのは「大黒天(雲龍院)」 。思っていた雰囲気と違いましたし、台所に居ました。ビックリしました。

(泉山七福神)
即成院に福禄寿、戒光寺に弁財天、観音寺に恵比寿神、来迎院に布袋尊、雲龍院に大黒天、悲田院に毘沙門天、法音院に寿老人、七福神の外に番外として 新善光寺の愛染明王 観音堂の楊貴妃観音が祀られています。

それでは、山内寺院をいくつかご紹介しましょう~

即成院 ~仏様のオーケストラ~




即成院は、総門のそばにあります。那須与一ゆかりの御寺で、的の形をした絵馬がありました。こちらでは是非、仏様のオーケストラ、と呼ばれている(らしい)阿弥陀如来、二十五菩薩を見てください。なかなかです!!


法音院 ~カワイイ鹿が~




法音院には、バンビのような神鹿の像があります。とにかく、ただただかわいい、、、

戒光寺 ~釈迦如来立像が圧倒する~




 戒光寺の釈迦如来像は圧巻の一言です。素晴らしい世界観に言葉もありません。
気になったのが、如来様の爪の長さ。すごく長いんです。お寺の方に訳を聞いてみると、全ての人をできるだけ救い上げたい、という慈悲の表れだそうです。仏様の手にある水かきのようなもの「手足指縵網相 (しゅそくしまんもうそう)」と呼ばれる特徴と同じ意味合いだそうです。別の説では、釈迦は元々王子の身分だったので、爪が減るような仕事をしていなかったから、とも言われているようです。
 4月と11月に内陣特別拝観が行われています。このときは、釈迦如来像の足元から参拝でき、足の裏を見せているめずらしい不動明王像もまじかに見ることができるそうです。

今熊野観音寺 ~枕カバーが売られている~




枕カバーが売られてました。
今熊野観音寺は広くて、休憩所もありました。

雲龍院 ~お茶を頂きながらホッコリ悟りの窓~




入場する際に、お抹茶付きの券で入場。寺院内の好きな場所で頂くことができます。菊の御紋の入っているお茶碗なので、朱色の台が付いています。ホッコリまったり美味しくいただきました。



こちらに祀られている「大黒様」ビックリしました。いろいろと。
台所に居ました。建物の出入り口のそばなので、お見落としなく。

悲田院 ~眺めがすごくいい~



眺めが良い場所にありました。
小中学校の脇を抜けて、少し登っていくとありました。左大文字が遠くに見えます。京都タワーも見えていますね。




動画で見る泉涌寺

古寺巡礼の旅 泉涌寺

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